トウカイトリック

あまりに突然だったので、茫然としてしまいました。トウカイトリック、永眠のニュース。
素晴らしい馬でした。現役時代に京都に写真を撮りに行けず、こうなったらぜひ誘導馬の勇姿を撮りに京都競馬場に行こうと思っていたのに。こんなことって。
東京での姿しかありません。しかもピンぼけばかりでいい写真もないですが。







早すぎます。つらいです。
いまは、ゆっくり休んでください、としか言えませんが。

皐月賞！

クラシック、はじまりましたね〜。皐月賞でございます。
久々に中山競馬場、行ってきました〜。もうちょっと早く行くつもりだったけれど、競馬場に着いたのは1レースが終わったころでした。
パドックは当然、もう最前列はシートの場所取りで埋まってました。うわ〜ん。しかたないので、有馬記念の時と同じ、正門からパドックに向かう通路のところ、パドックからは1階分高いところに陣取りました。さあ、ここからは皐月賞までパドックに張り付きです。

馬主さんや関係者の方々がパドックに出て来ました。いよいよ皐月賞です！　出てきました！
1番、ワンアンドオンリー。わが本命馬！


2番、イスラボニータ。2番人気。


3番、クラリティシチー。


4番、クリノカンパニー。


5番、アデイインザライフ。気になるな〜、穴？


6番、アドマイヤデウス。これも悩むところ。


7番、トーセンスターダム。3番人気。しかし初めての中山、どうでしょう？


8番、ステファノス。


9番、スズカデヴィアス。


10番、ベルキャニオン。現在のわたくしのデスクトップはまだ2戦目くらいのころの彼の写真です。比べるとこれより幼い顔してるな〜。


11番、ロサギガンティア。ちょっと狙ってみたいと思ってるのですが、けっこう最初から入れ込み？


12番、タガノグランパ。


13番、キングズオブザサン。お、目がきれい。


牝馬ちゃんは最後に回ったのか、お次は15番、コウエイワンマン。


16番、アジアエクスプレス。最優秀2歳牡馬ですね。


17番、トゥザワールド。1番人気。


18番、ウインフルブルーム。相変わらずきれいな馬です！


そして、最後に登場！　紅一点、14番、バウンスシャッセ。


出そろいました。うわ〜、レベル高いですね。悩ましい。
と、言いつつ、軸はもう決まっていて、ワンアンドオンリー！　ただ最内に入っちゃったのがちょっとな〜。でも買いますよ！
ひとつは「わたしの夢馬券！」で、3連複、ワンアンドオンリー、バウンスシャッセ、ウインフルブルームを！　これで決まったらうれしいな、っていう馬券です。






しかしほかにも気になる子がいるので〜。この三頭＋アデイインザライフの四頭をワイドでボックスで。
それからやっぱりイスラボニータは買いたいし、来るでしょう、ってことで、でもワイドじゃガミっちゃうだろうから、ここはワンアンドオンリー軸でイスラボニータと、気になるアドマイヤデウスとロサギガンティアに馬連で流しました。
なんと、トゥザワールド、トーセンスターダム、アジアエクスプレスを切るという暴挙（？）！　でも、けっこう信念を持って切ったんだけど。

結果は〜、ご存じのように、1着イスラボニータ、2着トゥザワールド、3着ウインフルブルーム。そしてワンアンドオンリーは4着でした。ということは、馬券は取れませんでしたね〜。残念。でも惜しかった。1着ではなかったものの、やっぱりトゥザワールド来ましたか。
読みは半分当たったような。取れなかったけど、なんとなくがっかり感はなかったです。
イスラボニータ、強かったですね。おめでとう！




そしておまけ、プレゼンターで来ていたTOKIOと蛯名騎手。

共同通信杯

月曜日は東京で代替競馬でしたね。仕事もあったのでどうしようかと思いましたが、共同通信杯ですからね〜、行きたいですよね。
ということで、ほんとに11、12レースだけ間に合いました。

1週のびて、ベルキャニオンくんが出走することになりました。新馬戦のときから目がすごくきれいで写真写りよかったんですよね〜。今回もかっこいい？


うん、やっぱりきれい。あれ？だけど、なんだか頭がくんがくんしてて、なかなかうまく撮れんなぁ。
入れ込んでる？


それから、さすがの貫禄、イスラボニータ。


蛯名騎手、騎乗！


唯一の牝馬、ラインカグラちゃん。かわいい！


今回ひそかに期待しているショウナンワダチ。


と、ピオネロ。


馬券、どうしようかな。なんか人気になってるけどベルキャニオン、頭がくんがくんだし。
結局、人気だけどイスラボニータは外せない。良血馬サトノアラジンはここで来ないとまずいしな、がんばるだろうな、なんて思いながら、最近の不調も考えて、
イスラボニータ、サトノアラジン、ピオネロ、ショウナンワダチ、ラインカグラのボックス、ワイドで〜。そして、かわいいラインカグラちゃんのがんばれ馬券！

やっぱりイスラボニータ強し！


しかし、ちゃんと来たねベルキャニオン。ああ、見当違いだった〜。
ということで、いちばんお安いワイドしか取れず。ふん。

そうそう、日曜日に撮ったもので出し忘れた写真をいくつか。

まずはC.デムーロ。パンツに注目〜。


「でむーろ」ね。サッカー選手とか漢字の当て字でイレズミする人いるけど。ひらがなはかわいい。

ダイワズームさん、ちょっと冬毛っぽかったんだけど、


首につむじ！


ロッカデバルディと浜中騎手。浜中さんはG1デーじゃないとなかなか東京で見られないので〜。しゅっとしてますな。


今週末は中山記念。なんと大好きなロゴタイプとジャスタウェイが出る！がんばれ〜！

いよいよG1！ フェブラリーS

きのうはG1、フェブラリーステークスでしたね。わたしはこのところちょっと忙しくて馬券検討もしないまま、昼からの参戦になりました。東京競馬場に着いたのが7レースのパドックのちょっと前。さすがG1デー、人が多いです。

しかし！　絶不調は続いてますな。7レース、パドックでよいと思ったロンギングダンサーを軸にしてエデンロック、テンシンランマン、ガーネットチャームを相手に3連複！
結果は1着エデンロック、2着ロンギングダンサー、はよかったんだけど（これは人気だったし当然か）ガーネットチャームは8着、テンシンランマンは12着で玉砕。幸先悪し。



がっくりだったので8レースは参戦せず、9レースのセントポーリア賞に。3歳戦です。
ここはクラリティシチーとミッキーデータがよさそう。で、クラリティシチーを軸にティックルゴールド、ミッキーデータ、マドリードカフェを相手にこれまた3連複。
まあ、クラリティシチーは1番人気だし。2着に来たけど……。ダメでした〜。

10レースはパドック後に動くとメインのときに場所が取れなくなりそうだったので、馬券は買えず。そろそろアプリで買えるようにしようかな。
なんて思ってたけど、結果を見たら買わなくてよかったかも。

ということで、フェブラリーステークス。
すごいメンバーですね〜。これは悩みますね。パドックでは〜、
ゴールスキー。


ベストウォーリア。


ノーザンリバー。


そしてベルシャザールがよく見えます。


さあ、どう買おう。1頭軸3連複は失敗してるからボックスにしよう。よく見えた4頭に、ホッコータルマエを加えた5頭のボックス3連複で勝負〜。
そしたら〜、なんとコパノリッキーが1着！　単勝27210円！　そして買ってたホッコータルマエ、ベルシャザール、ノーザンリバーが2、3，4着って。



まあ、単勝2万馬券の馬ならむしろあきらめもつきますわ。
コパノリッキー、パドックではあんまり目立たなかったんだけど。なので写真も極端に少なく。
で、レース後に正面スタンド前に帰ってきたコパノリッキー。



そして表彰式のコパノリッキー。




おめでとう！　田辺くんもね。

そして、わたしの馬券の不調はきょうの共同通信杯でも！　それはまたあした〜。

『馬主の一分』

先週末はえらい雪で東京での競馬は土日とも中止、しかも私自身も体調を崩してしまったので京都・小倉のためにウインズに行くこともままならず。つまらない週末でした。

で、というわけではないけれど、読みました〜。



『馬主の一分』マイケル・タバート著╱KKベストセラーズ　競馬ベスト新書

あんまり馬主さんのこと意識したことないし、それこそ楽しい名付けの小田切有一氏くらいしか気にしていなかったので、読みながらハナズゴールの馬主さんってバッシング受けるくらい有名なんだ〜、なんて思いましたが。
それにしても知らないことばかりでした、馬主をするってこと。一生縁のないこととは思いますが、なかなか面白かったです。
タバート氏のNG騎手って？　気になりますな。

ハナズゴール、本書によると今週末14日にオーストラリアに向けて出国するとか。オーストラリアでG1取ってきてほしいです！

これは昨年10月14日、府中牝馬Sのときのハナズゴールちゃん。このときは残念ながら9着でしたが。


きれいですね。


このうなじ！　美しい！（うなじっていうのかな？）

そして、返し馬。


この府中牝馬Sはドナウブルーやマルセリーナ、スピードリッパー、レインボーダリアと惜しまれながら引退した牝馬が揃っていましたね。うーん、牝馬の競走馬生活って短い。本でも、ハナズゴールもたぶん今年がラストシーズン、と書いてありました。
ハナズゴールちゃん、オーストラリアでがんばって、秋に日本でまたそのきれいな姿を見せてください！

きょうから東京開催！

2月です。きょうから競馬も東京開催。近くなったし、よい陽気だったので競馬場まで自転車で行ってきました〜。
といってもちょっと仕事が忙しくて、どうしよう、でもクロッカスSに参戦したいし。でけっきょく10RクロッカスSからの参戦でした。

競馬場に着いたらちょうど10Rのパドック。間に合った。汗だくです。
お目当てはマイネルディアベル。あれ？ちょっと入れ込んでる？　なかなかいいアングルで撮れないよ〜。しかも逆光。



きょうはデータを検討する時間がなかったので、もうパドックでじっくり見るしかありません。っていっても、データ検討したところで、ねっ。へへ。
うーん、みんなよく見えるが……。
中でも気になったのはクインズセブン。いや、勝ち負けしそうとかそういう意味ではなく、顔が！



おもしろい！　なんか気になる。
などと思いながら馬券はどうしましょ。
マイネルディアベルを軸にツィンクルソード、アポロスターズ、そしてクインズセブンを相手に流し、馬連で勝負です！

ツィンクルソード。


アポロスターズ。


さて、レースは！
よしっ！ディアベルとツィンクルソードだ！


馬連ゲットか！　と思ったら外から！


ああ、外からタガノブルグが〜。
ダメでした〜。ちなみに気になったクインズセブンは最下位。くぅ。

メインの11Rは白富士Sです。パドックではワールドエースがとてもかっこよく見えたので、ワールドエースを軸に、よく見えたゼロス、エアソミュール、サムソンズプライドの3頭を流し三連複。

しかし……。今度は軸が来ず玉砕。


せっかく1着、3着来てたのにな〜。もうこんなんばっかり。

気を取り直して（いつもこんなこと言ってる）きょうのベストショットは。

ブルーイングリーン。フジキセキ産駒の5歳です。かわいい。


そして、ヴァルディヴィア。こちらはクロフネ産駒の6歳さん。


あれ？　おなじアングルだ。すきなのかもこのアングル。

そして、きょうJRA通算200勝を達成した戸崎圭太騎手、とバーディーイーグル（達成したレースは一つ前だけど）。


おめでとうございます！

今年初の競馬場〜。中山

長らく放置していました。とりあえずまた書き始めるきっかけとして、今年はじめて中山競馬場に行ってきたのでそれを。

今年に入り、ウインズには行っていてもちろん参戦しているのですが〜。
馬券、えらく調子悪くて。なにが原因なんでしょうねぇ。

ほんとうは先週の京成杯に競馬場に行こうと思っていたのですが、あまりに寒かったのでひよりました。プレイアンドリアルが勝ってくれて、この日はでも回収率60％くらいかな。

さて、本日土曜日の中山競馬場。着いたのが12時ごろ。5レースの未勝利に間に合いました。
で、まずは3頭ワイドで。チチカステナンゴ産駒のグランデラーゴ、フジキセキ産駒マダムジルウェット、ハーツクライ産駒のヒロソーラーです。あ、こう書いてももちろん血統に詳しいわけではありません。ハーツクライは好きなので子供が出てると買ってしまうのですが。
とにかくきょう最初の馬券、どうしても取りたくてワイドにしたのですが〜。



3着にマダムジルウェットが来たもののあとは8着、12着と沈み……。はずれ。きょうもイヤな予感。
そして6レースは新馬戦。パドックでいちばんよく見えたキネオワールドを軸にしてまたまたワイドで3頭流すも、そしてキネオワールドはみごと指してきたものの……。惜しくも流していたユナイテッドが4着でワイドならず！



ああ、また1頭はくるが〜、のパターンにはまりました。

その後もパターンどおりなかんじで推移し、10レースの若潮賞ではアホみたいに13頭立てのレースなのに軸1頭に相手5頭流し、なんと半分も選んでの3連複にしたのに、肝心の1着に来たカフェリュウジンを買ってなくて！

もうだめ。あまりにもだめでメインの11レースは馬券買わず。かわって京都のメイン、京都牝馬Sに参戦することに。なんてったってドナウブルーちゃんの引退レースだし。
しかし！　ここでも3着に来たノーブルジュエリーを買ってなくて玉砕。

ということで、なんとひとつも当たらず。こんなに悪いのはじめてかも。へこむわ〜。
嘆いてもしょうがないので、きょうのベストショットを選ぼうかな。

きれいな顔としては3歳のミサイル。


そして5歳のローレルブレット。


それからこれも5歳のトキノユウ。


メンコがなぜ？なカシュカシュ。


神田明神の勝守をつけてるドラゴンフォルテ。


そして最後、マイネエポナ騎乗の石橋脩騎手。


凛々しいですね。

こんなところかな〜。

今年はぜひ京都競馬場の丸いパドックを撮ってみたいと思ってますが、どうなることやら。

ミラノのジェラート、海外初出店！ ジェラテリア マルゲラ

昨日、仕事先の友だち（かき氷を促してくれた同一人物です！）が「こんなお店ができましたよ」と教えてくれました。
麻布十番にミラノのジェラテリア、GELATERIA MARGHERAが海外初のお店を出したのです。ジェラート、アイス、特にイタリアのジェラート大好きなわたし、ふだんはグロムに行っているのですが、選択肢が増えてうれしいかぎりです！
で、さっそく今日、行ってきました〜。
麻布十番駅から麻布十番商店街に向かいます。お店は麻布十番大通りを六本木ヒルズ方面に向かっていきます。豆源本店の信号のもう一つ先の信号の手前左手にありました。

お店の前にテラス席があり、まだオープンしたてでお祝いのお花も飾ってあります。中にもテーブルが３つほど、カウンターに椅子が３つほどあります。白い印象の内装で明るい感じです。

で、ジェラート！　初めてなので他でもいつもたのむピスタチオとノッチョーラで。



おいしそ〜！　で、アップ！



食べてみると、とってもなめらか〜。ピスタチオ、味がしっかりしてます！　ノッチョーラもおいしい。ノッチョーラにかんしては、むか〜しイタリアで食べた、ノッチョーラ（ヘーゼルナッツ）が粒で残っているのが絶品で忘れられないので、その点ではここのもペースト状っていうのかな？になって粒はのこっていないので、ちょっと物足りなさはあるのですが、味的にはおいしかったです。ノッチョーラがしっかり残っているのってイタリアのではあまり食べたことがないので、もしかしたら残っていないほうが普通なのかな？

ジェラートは季節によってないものもあるということですが、36種類だそうです。で、プレミアムフレーバーはプラス50円とのこと。ちなみにピスタチオはプレミアムでした。
ジェラートの他にドポチェーナDopocenaというジェラートを使ったクールスイーツ、ビスコッティBiscottiというビスケットでジェラートをサンドしたものがあります。どれもテイクアウトできるそうです。
まだ、ジェラート2種類。通わねば〜（うれしい悲鳴！）



おまけ。
麻布十番まつりってけっこう有名だと思いますが、お祭りのポスターをずっと宇野亜喜良さんがデザインしていて、とてもすてきなんです。で、今日ふと通りを眺めたら、街灯にこんなのがかかってました。



すてき。お祭りは行ったことないので、今年は行ってみようかな。

かきごおり〜！ ひみつ堂

よくもまあ、毎日暑いですね〜。
きょうは、仕事先にお昼ごろ仕事を届けてそのままそこでお昼ごはんを食べ、外に出て行くのも暑いな〜死ぬな〜、とまったりしていたら、会社の人から「きょうはほんとにかき氷日和ですね」と言われ、「まさに！」ということで、もう手元に仕事もないことだし、と以前から行きたかった谷中の「ひみつ堂」に行ってきました〜。

お店は日暮里駅から行くと、西口を出て谷中銀座を目指し、「ゆうやけだんだん」の階段を下りて最初の十字路を左へ20メートルぐらい行ったところです（実際は千駄木駅から行ったんだけど）。その十字路を左へ曲がるところがカーブしているので最初見えないのですが、見えてくるとお店の前に20人ほどの列が！　あ〜、やっぱり並ぶんだ。暑い……。
でも、そこはさすがかき氷、回転は早いです。しかも並んでからすぐに女性5、6人のグループがお店から出て来たりしたので、思ったより早く入れました。

店先、扉の左横。


のれん。


ひとりで行ったのに、あいにくカウンターがいっぱいで、わたしのすぐ後に並んでいた人もひとりだったので、相席になってしまいました。ま、これだけ混んでいたらしょうがないか。

はじめて行ったので、まずは大人気の「ひみつのいちごみるく」を、と思っていたら入る前にわたされたメニューに「1日限定60」みたいに書いてあった！　だめかなぁ、と思いつつたのんでみたらあった！

これ〜！


うまいっ！　甘すぎずバランスもいいです。氷は「日光天然氷蔵元・三ツ星氷室さんの天然氷」を使っているそうで、さすがおいしい。
しあわせ〜。
メニューは毎日かわるそうで、きょうは晩柑というのもあり、それも食べてみたいなぁ。また来ちゃおうかな。

な〜んて思いながら店を出て、日暮里方面へ歩いていたら、谷中銀座ってほかにも日光天然氷を使ったかき氷屋（あ、正確にはかき氷屋ではないかも、甘味処か？）があるのを発見！うむ〜、こっちにも行ってみたい。

いつもは氷は宇治金時！なのですが、こういう果肉感のあるのならフルーツ系でもいいですね。
と書いていたら、やっぱり宇治金時も食べたくなってきちゃった。
あ〜、きょうも熱帯夜〜。

『コリーニ事件』

まったくチェックしてなくて、雑誌を買いに本屋さんに行ったら、フェルディナント・フォン・シーラッハの新刊が並んでいた。



『コリーニ事件』フェルディナント・フォン・シーラッハ著　酒寄進一訳　東京創元社

前2作、『犯罪』『罪悪』もとてもおもしろかった。著者自身が刑事事件弁護士であり、人が犯罪を犯す理由や背景を淡々と描いている。
今回の『コリーニ事件』は著者初の長編だ。長年ドイツで暮らしてきたイタリア人、67歳のコリーニが大金持ちの実業家であるハンス・マイヤーを殺害した。この事件の国選弁護人になったのは新米の弁護士だが、引き受けてしまってから、実は被害者が親友の祖父で、子どもの頃には家族同然の関係であったことがわかった。弁護をするべきか葛藤もある中で、真実を追求しようとする。
コリーニは自供はするものの、殺害の動機をどうしても話そうとしなかった。被害者と加害者の接点は見つからない。裁判の負けは確実かと思われたが……。

一気に読みました。簡潔な文章だけれど、自分も法廷で聞いているようなかんじでした。ネタバレになるので書けませんが。初の長編でもおもしろかったです。翻訳もうまいのでしょうね。前2作も合わせておすすめです。